あとがき

 はじめまして、中村あきらです。インターネットを使っての、小説発表に少々緊張しています。もともと私は小説を書く事が好きで、友人達に見せるだけで終わっています。正直言って、人前で出すのはこれが2回目です。2回目にして、ネットとは勇気ある行動だと思います……。
 いま世は『FF10』だというのに、あえて『FF8』。
 このゲーム、すっごく好きなんです!初めてのRPGという思い入れもありますが、真先に惚れ込んだのはキャラクター達。個性豊かで、肝心の主人公は無口、無愛想。主人公が喋らないRPGなんて、初めて知りましたよ。でも、進めていくうちに、彼には彼なりの考えと弱い面があって、それを悟られない為の行為と知った時は「やっぱり彼も17歳の子供なのね」とホロリ。 たしかにスコールを始め、皆体力と精神面は強いですけど所詮は未成年だし、まだ子供ですよね。普通に騒いで、遊んでもおかしくない年頃の彼等が、大人同様いやそれ以上の戦闘を繰り広げているんですよ。いつ命を失ってもおかしくない。死と隣合わせという場所とかもあって。
 「所詮はゲームなんだから、そこまで入れ込まなくても」と思われるかもしれませんが、私的には主人公同様、彼等を取り巻く環境に強く引かれました。
 だから、ゲームでは登場するのが少ない彼らの生活ぶりや内面を、自分なりに解釈してこの小説を書きました。彼等だって普通の人間、普通の17・18歳の若者です。騒いで、笑って、怒って、泣いて、悩む事だってありますよ。
 小説ではスコールを主力にしましたが、機会があればゼル、リノア、キスティスと他の方々にも挑戦したいです。
 未熟な文章ですが、私なりの彼らを感じてくれたら嬉しいです。
 ここまで読んでくれた方、本当に有り難うございます。

2001年8月某日 中村あきら




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