愛と恋との違い 4




瑠璃丸さんのご意見
えっと、、
…アノ話(管理人注)を書くきっかけは…ってご質問でしたっけ?
それはね、、、私は前々からバレットとティファの間には、他のメンバーとはちょっと違う絆のようなものを感じていたんですよね。。
もちろんSALTさんの仰ってたように、クラウドとティファの間にもそれはあるんだけど、、なんて言うのかな、、それって結構子供の時の思い出っていうか、、あこがれのような感覚でしょ?
特にクラウドにとっては、村では人気者だったティファには子供っぽいあこがれの目を向けてたんだと思うの。。
ティファに至っては、殆どクラウドのこと忘れてた…っていうか、、甘酸っぱい…ちょっと気になるような感覚は持ってただろうけど、、でも、、彼女はその後ミッドガルではアバランチのメンバーやってましたからね。
神羅の軍事組織にいるはずのクラウドとは本来敵同士なはずでしょ?
再会したときに、クラウドは神羅とは無関係になってたからああなったけど、もしそうじゃなかったら、ティファはクラウドと敵対するつもりだったのかな…?
とか、、クラウドと同じくティファも最初は自分の気持ちを錯覚しちゃったんじゃないかな(…クラウドと仲の良い幼なじみだったという…)とか、、色々考えちゃって。。。
クラウドとティファのお互いへの気持ちは本当の恋愛感情ではないんじゃないか…と思ったりなんかして。。。
…実に都合のいい解釈なんだけど。。。(^^;)ゞ
バレットとは、何度も本編中のシーンで庇いあってる…ていうか、理解し合って支え合ってるような場面があったことも決定打でしたね。。。
それと、、私が感じる相性の問題かな…?
クラウドとティファでは、、お互いが似すぎてる…ていうか、、やっぱクラウドにはエアリスのような、表面的には可愛いけど、芯はしっかりとして強い女性が似合うと思うし、、ティファにはもっと頼れる大人な男性がいいと思ったし。。。
…バレットって、、やっぱり最終的には大人だと思いますよ、多分。。
私は、、やっぱりどうしてもクラウドはエアリスを選んで欲しいからそう思うのかもしれないけど。。。 でもね、これは私の持論なんだけど、恋って言うのは2回目からが本物なんですよ。
初恋っていう淡い思いを乗り越えてから、ホントの恋ができるんだとね。
初恋は、、懐かしい思い出として、そっとしまっておきたいんですよね、、、私の感覚としては。。。
2000.5.20
管理人注瑠璃丸さんの作品「空と大地の間で」です。
ご存知でない方は こちらからどうぞ。
すいませんが、突っ込んでみてもいいですか?「恋って言うのは2回目からが本物」についてもう少し、語って頂けると大変うれしいです。こういうお話を聞くのすごく好きなんです。何でまた?と思われるかと思うのですが、自分自身どうして聞きたいのかうまく説明できそうにないんですよね。無理なお願いかと思いますが、瑠璃丸さんのご意見が聞きたいです。
…う〜〜ん。
そう言うことを聞かれるとは。。(爆)
実は、、あんまり深い意味で言ったんじゃ無かったりして。。。(^^;)ゞ
つまりはね、、大抵は男性も女性も人生でたったひとりだけじゃなく、何人かのヒトを好きになるでしょう?(多分ね)
初めての恋って、それだけ経験不足…っていうか、相手の本当の姿を見れる余裕が無いっていうのかな、つい独りよがりなところが前面に出てしまったり、相手の姿を錯覚してしまったりする事が多いから。。。
でもそういう経験を通り越すからこそ、次に新しい本当の恋ができるんだけどね。
つまり、、色んな経験を積み重ねて行くことが人生だと言いたかったのです。
恋愛関係においてだけじゃないんだけど。。
2000.5.30
貴重なご意見どうもありがとうございました。(深々とお辞儀)ほんとにそうですよね。いろんなことが積み重なって今が出来て、そこを私たちは生きていくんですよね。そして、またもや申し訳ないのですが、突っ込ませて下さい。
瑠璃丸さんの「愛と恋の違い」を教えて下さい。
これまた、、難しい質問ですねぇ。。(^^;)A
「愛と恋の違い」…ですかぁ。。
「恋」とは、、良い意味でも悪い意味でも「熱」かなぁ、、私の感じるところ。
「愛」は、、「全てを許せる心」…じゃないかと思う。。
よく分からない言い方して、、申し訳ないけど。(^^;)ゞ
こんな言い方すると、殆どのヒトは真の愛情って知らないんじゃないかなって思えるよね。。(…多分私も知らない。爆!)
別に「恋」が「愛」より劣る訳じゃないと思うけど、、それにヒトが生きるためには「熱」が絶対必要だしね。。
でも「熱」はいつかは冷めるときが必ず来るから。。。
「恋情」が「愛情」となって、「恋」→「恋愛」となった時のことを「本当の恋」っていうと私は思っています。。
…イヤン、、なんか益々偉そう!!(*>_<*)
こんなこと堂々言えるほど、、恋愛経験豊富じゃないってばさ!(爆)
2000.6.3




『愛と恋の違いについて』
こういうテーマ、、ホントにお好きなのですねぇ。。工場長さま。(爆)
このような話題を、メールでお話ししたのは、随分以前のことでしたね。
確か、私が「恋は2度目からが本物だと思う」…なあんて、ポロッと言っちゃったのが最初だったのかな。(^^;)
それから、、『本当の恋とは』『愛と恋の違いとは』…と、
まぁ、、答えに窮するような問いをドンドン下さって。。。(笑)
でも、、本当に難しいテーマですよね。
人によって答えは違うでしょうしね。。。
前出の皆さまのご意見を拝見してますと、漠然と『愛』>『恋』という図式が成り立っているようですよねぇ。。
私もこの考えには賛成ではあるんですけど、『愛』>『恋』だけではなくって、、『愛』≧『恋』の場合もあり得ると思うんですよ。。(『=』が付くのがポイント!)
そして『恋』には、ただの恋と、、愛を伴う恋…つまり『本当の恋』があると思うのです。
漠然と『愛』というと、とても広い意味合いと対象を持つけれど、『恋』と言った場合、対象はとっても狭いと思うのです。
特別な対象(人)に対してだけ向けられる、特殊な『愛』のひとつ。それが『恋』なんじゃないでしょうか。
『恋』とは、良くも悪くも『熱情』を特徴とする想いだと思います。
熱に浮かされた状態…片思いでも、両想いになっても、恋をしている真っ最中って多かれ少なかれそういうものでしょう。
でも、熱というものは、必ずいつかは冷めるものですからね。
じゃあ、熱が冷めたとき、恋は終わるか…というと、、終わる場合もあるし、終わらない場合もあるんですよね、これが。。
ここに『愛』というものが、関わってくると思うんです。
「『愛』というのは、相手の全てを許せる想いではないか。」 確か私は以前、そういう風に答えたんですよね。
『恋』は、『愛』のひとつだと言ったけれど、実はそういう意味ではまだ『愛』になれない『ただの恋』もあると思うのです。多くの人がまだひとりの男(あるいは女)として、未熟な頃に経験する『初恋』というものが、大抵の場合それなんでしょうね。
初めて特定の人を好きになる想い…って、相手をより良く見てしまう憧れの気持ちが強いし、相手の本当の姿…良いところも悪いところもね…を、全て含めて好きになることができない事が多いから。
私が『本当の恋は、2度目から』…と思うのは、そういう理由でやはり『恋』というものは、何度か経験しておくべきだと思うからです。 (…まぁ現実では、ただの恋を、何度も繰り返す場合も、多いけどね。。^^;)
一生に一度の恋…というのも、素敵だと思うけど、、大抵の人がほのかに経験する『初めての恋』というものは、憧れの域を脱しないことが殆どですよね。
でもその憧れの想いを経験するからこそ、次に本当に深い気持ちで人を愛することができるんだと思うんですけどね。
そこで!
…実はここからがポイントで、、本題なんだけど。。。(爆)
私がここのところ、これ以上にない…ってくらい入れ込んだFF7のキャラクター達の恋愛関係を引き合いに出して、『本当の恋』『愛と恋について』という自分自身の考えを述べさせてもらいますね。
FF7…このRPGのストーリーには、主人公クラウドを恋するヒロインとして、ふたりの女性が登場します。(…他にも彼を恋する女性はいるけど、まぁこのふたりでしょうね。主となるのは。爆)
彼と運命的な出会いをするエアリスと、幼なじみのティファ。
彼らの関係は、ゲームという性質上、プレーヤーのゲームメイキングによって変わる場合があるし、ヒトによってそれぞれ異なった意見があると思いますが、ここは私の考えで話を進めさせてもらいますので、ご了承ください。
ティファはクラウドと同じ村の出身で、幼い頃から彼と知り合いでした。
そして子供の頃に交わした約束を元に、彼に対して淡い想いを抱き続けていました。
そして彼女はその思い出に拘り続けます。彼女にとってクラウドは『ニブルヘイムのクラウド』でしかありませんでした。
そしてエアリスは、淡い想いを抱いたまま、自分の前から姿を消してしまった初恋の相手のイメージを、当初彼を模倣していたクラウドに重ねて見ていました。
しかしながら、エアリスはクラウドと共に旅を続けるうちに、初恋相手の影としてではなく、クラウド自身を恋するようになっていきます。初恋相手のザックスのことを語るときには、「もう、いいの。」「他の女の子と仲良くなっちゃったのよ、きっと。」等想いを断ち切るような言葉を口にするのに、クラウドが自己暗鬼に囚われたときには彼を救うために命をかけて行動します。(…その結末は、既に知られる通りです。涙…)
…これについては、私はある方が書かれた作品に、大変深い感銘を持って肯かされました。
この方がトークで語られていた一言
『…エアリスはザックスに恋してたかもしれないけど、クラウドのことは愛しているから』(管理人注)
そう、まさにこれにつきるんですよね〜vvvv。。
ここの小説&トークは、クラエア派で、本編の結末に燻り続けたものをもっている方はぜひご一読を。。
結末の展開に、心が救われる想いがします。(^_^)v
…ところで、話を戻すぞ、と。(←レノ風に。(爆))
ティファはというと、クラウド自身ではなく、自分の思い出の中の『クラウド』をずっと追い求めていたように思います。
このFF7というゲームは、主人公の自分探しの物語なので、彼を導くナビゲーターの役割として、このふたりのヒロインが位置づけられてるのですが、私はどうしても同性として拘り続けてならないのです。彼自身を本当に愛していたのは誰だったのかを。
思い出の真実を願い、追い求めたティファ。
クラウドが自分自身を取り戻し、精神が壊れてしまわないことを願い、そのために命をかけようとしたエアリス。
クラウドが、もし『ニブルヘイムのクラウド』ではなかったら?…本当にセフィロスの人形として作られた存在だったのだとしたら、この物語は、この主人公のクラウドはどうなっていたのだろう。
…エアリスだったら、作られた存在であろうがなかろうが、クラウド自身を愛して受け入れてくれたのではないだろうか。
真実の存在でも、うその存在でもなく、彼自身そのものを。。。
それこそ、真の愛情…というものなんじゃないかな…って、思えてなりません。
でも、ティファだってきっと、そんな淡い恋情の想いをひとつ乗り越えたとき、きっと次には、真実の姿を愛せる本当の恋ができるようになると信じています。
…なんだか、『愛と恋の違い』というより、私自身の『愛について、恋について』の考え、恋愛論』のようになってしまいましたね。(^^;)ゞ
趣旨と大いに外れた内容になってしまったことを、深くお詫び申し上げます。m(_ _)m
なんだか、ハチャメチャな脱線だらけの内容に、長々とお付き合い下さいましてありがとうございました。
瑠璃丸 拝
2000.12.22
管理人注
葉桜さまが管理されていらっしゃいます。こちらの小説とトークへどうぞ。







              


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