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大人が楽しむエンターテイメント
 攻殻機動隊S.A.C『Solid State Society』/DVD


 はじめてこちらの作品を知ったのは、映画『The Ghost in the shell』でした。
 その時のキャッチコピー「彼女は電脳の海にダイブする」(うろ覚え)に惹かれてたことを覚えています。 映画館へは見に行かず、しばらくたった後、NHKで放映されたのを見ました。 物語の内容はちょっと難しかったのですが、映像の美しさと音楽、そして作り込まれた世界に驚きました。

 その後、すっかり忘れていたのですが、FF11のチャットでフレと話している時に、 ふと攻殻機動隊の話が出て「Stand alone comlex」の存在を知りました。 S.A.Cを借りてみてびっくり。品質高いです。 アニメでここまで大人が楽しむエンターテイメントに仕上がっている物は早々無いと思います。 随所随所に伏線が張られており、最後につながっていく。 誰か悪い組織がいるということではなく、きっかけがあり、それにより周りが動き、事件へと発展していく。 ほんとうまいです。

 というわけで、今回は2年振りの新作S.S.S。
 DVDで一万円というお値段でしたが、レンタルまで待ち切れずに買いに行っちゃいました。

 その日は、運良く定時で上がることができ、家人も留守だったため、ご飯の用意をして、いそいそとプレステの電源スイッチオン。 オープニングから、ガツンときましたね。相変わらず演出うまいですよ。 電子回路のような線が画面を流れて行く。 内容も現在にシンクロするような、子供の虐待、高年齢社会に対する問題。映像だけでなく、 物語も上質な仕上がりになっていました。 私自身、少佐大好きでして(てれてれ)、今回本当に嬉しかった。 キャラ萌えなんて、卒業したと思ったのに、この有り様ですよ。 最初の無線探知してるところとか(高い所で佇む姿にうっとり)、戦ってるところとか、笑いが止まらなかった・・・。(あやしいって)



自宅/2006.12.11.


心の琴線・光の帝国
 『マグリット展』/名古屋市美術館


 場所が伏見ということもあり、昼ご飯を食べてから行こうかという話になる。
 そして、伏見なら私の好きなハードロックカフェでいいよ、という友人の言葉に甘えることにする。
 この日のメニューは、フライドポテト,コブサラタ,チキンサンド。二人でお腹いっぱい食べる。 相変わらずの凄いボリューム。真夜中まで保ちそうな感じだった。
 
 食事後、名古屋市美術館へと向かう。そして、驚く。チケット売り場は長蛇の列だったのだ。 日曜で、もうすぐ終わりかけということもあるんだろうけど、ここまで混んでるとは思わなかった。 会場は想像以上にギュウギュウ…。 なかなか前に進むことが出来ず、空いているところ(それでも人はかなりいるが…)から見ることにする。
 やはり『白紙委任の森』は立ち止まる人多かった。 取りあえず、以前友人から聞いた“チェックメイト”を探す。 会場は二階にもあり、チェックメイトは二階にあった。
 友人がよかったと言うのも納得な作品だった。 色の使い方もあるのだが、心にスコーンとくるものがあった。 ハリーポッターで魔法のチェスがあったけれど、これからヒントを得たのかなぁなんて思ったりもした。
 
 今回嬉しかったのは「心の琴線」「光の帝国」を直に見ることが出来てとてもよかった。 両作品とも教科書で見たことはあったけど、あんなに大きい作品だなんて思わなかったし、 特に「光の帝国」は夜部分である屋敷部分が細かいところまで見ることが出来てよかった。
 やっぱり、本と生ものは違うもんだなと実感した。
 
 でも思うのは、はじめて見たときと同じ。この人の作品って変だけど、おもしろいなぁと。
 
 余談ながら、どうもマグリット作品の帽子の紳士はベケットのゴドーと重なる。 これは第三舞台の『朝日のような夕日をつれて』のポスターの影響かなぁ。
 
 もう少し、期間に余裕があったなら、平日の混んでないときにもう一度来たかった。 と言うか、ぎりぎりに気付くのが悪いんだけどね。とほほ。



名古屋市美術館/2002.10.13.

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