『原作知らないと分かりにくい』
■『蟲師』/映画

 はじめての大垣ロックシティ、平日とあって、全然人はいませんでした。
 本日のお目当ては『蟲師』です。マンガが原作のものが映画化されました。
 主演はオダギリジョーさんということで、仮面ライダーの人としか認識ないため、少し不安はありました。
 何せ原作はとても独特な世界です。テレビで「100年前の日本が舞台です。」と紹介されてましたが、 違ったような気がします。良く似た世界と言った方がいいのでしょうか。

 物語は原作のお話をつなぎ合わせてつくられていました。
 映画を見る前に、友人から小説を借りて、多少の内容を予習することが出来ました。
 ちょっと違和感を覚える点があったので、映画は映画と考えた方がいいんだなと防衛線をはりました。
 雰囲気、音楽、映像は、原作にあっていますね。 ただちょっと話が詰め込みすぎで、原作を知らない人には分かりにくいんじゃないかと感じました。
 ぬえの江角さんは、ぴったりで、上手に演技されていたのに、 結局なんだったのかさっぱり分からず終いな印象を受けました。 ほんと、もったいない。よい雰囲気につくられていたのに、脚本がいま一つなのが残念で仕方ありません。
 作品のことを愚痴りだすと止まらないのですが、 淡幽に対して「好きと言えない」という場面にも、がっかりです。 なんかすごく安っぽい恋愛映画みたくなってしまったのです。 そんな関係じゃないだろうと思っていただけに(それっぽいのは垣間見えるけど、そこまで率直じゃない)、 納得がいきませんでした。
 個人的には、オムニバス形式にした方が収まりよかったような気がしますね。 ほんと脚本以外が気に入ったせいもあって、愚痴りたおしですよ。
 実際、終わった後、ロックシティ内のドトールコーヒーで愚痴り合いっこしてました。 もったいないねぇと。
 
 もう一度見に行くかというと、首を横にふっちゃうかなぁ。 でも続編とか出来たら、また行ってしまいそうです。今度こそ!とか言いながらね。笑



大垣ロックシティ/2006.4.5.

log
←back to orchestra
→SOAPWORKS