いつの頃からなのか、何がはじまりだったのかは思い出せないですが、いろいろなことを疑問に思い、それらをまわりの人に質問し始めました。そして、いつも聞かれることは「どうしてこんなこと聞くの?」でした。残念ながら、私はそれに答えられませんでした。いまもどうしてなのかさっぱり分らないでいます。もしかしたら、聞くことで何らかの答えを得ようとしているのかもしれないとぼんやり思います。
「こんなこと聞いてどうするの?」
 別にどうもしないのです。しかし、聞いたことは私の心のどこかに静かに静かに沈んでいます。そして、思いも掛けないところで私を助けてくれました。私に勇気をくれました。
「私に聞いても仕方がないよ…」
 しかし、私はあなたに聞きたいのです。別にりっぱな意見かどうかなんてどうでもいいのです。私の納得のいく意見が聞きたいわけでもないのです。あなた自身の意見が聞きたい。あなたがこれまでに生きてきて思い、感じたことを聞かせてほしいのです。
 朧月の照らす先が郵便局です。こちらに集まった意見の数々、どうぞごゆっくりお読み下さい。いつかあなたのご意見が、この郵便局に届くことを心待ちにしております。














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